「シニア犬にはタンパク質が負担」という考えは誤解です。筋肉と水分保持の関係、愛犬に必要な食事について解説します。
「シニア犬にはタンパク質が負担になる」と思っていませんか?
「シニア犬は腎臓病が多い →
タンパク質を減らせば腎臓への負担が軽くなる」
このような考え方が一般的に広まっています。
しかし実際には、加齢によって
筋肉量が減少しやすいからこそ、
シニア犬にはむしろタンパク質が必要です。
別の記事
「愛犬の水分不足と筋肉の関係」
でお伝えしていますが、
筋肉は、水分保持に重要な役割を担っています。
食事中のタンパク質を減らすことは、
加齢による筋肉量の減少を加速させます。
筋肉が減少し、水分保持ができなくなれば、
返って腎臓への悪影響も起こってきます。
つまり、
「高齢になって筋肉量が減るから
タンパク質が不要」なのではなく、
「高齢になって筋肉量が減るからこそ、
タンパク質を適切に補う必要がある」のです。
市販のフードの落とし穴
市販のシニア用ドライフードを見ると、
成犬用と比べてタンパク質が少なめに
作られていることが多いです。
例えば、あるメーカーのフードでは、
【成犬用フード】タンパク質:28%程度
【シニア用フード】タンパク質:20%程度
このように、シニア用では
大幅にタンパク質が減らされています。
「腎臓病だからタンパク質を減らす」
という考え方にも問題がありますが、
それよりもっと深刻なのは、
腎臓病かどうかに関係なく
「シニア犬ならとりあえずタンパク質を減らす」
という発想になってしまっている点です。
低タンパク食は、腎臓病の治療に
必要な場合はあります。
しかし、腎臓病を予防することはありません。
むしろ、腎臓の細胞を弱らせ、
筋肉量の減少を加速させることで、
水分不足や血流不足を引き起こし、
腎臓病のリスクを高めてしまうのです。
だからこそ――
シニア犬にこそ、充分なタンパク質が必要なのです。
愛犬にとって本当に必要なタンパク質量を知るには
手作り食なら、その子の状態に合わせて
栄養バランスを組み立て、
レシピをデザインすることができます。
愛犬の年齢や体調に合わせた
「本当に必要なタンパク質量」
を確保することが可能です。
愛犬に本当に必要な栄養バランスや、
体質に合わせた手作り食について、
もっと深く学んでみませんか?
「リアルドッグ栄養セラピー」では、
正しい手作り食を安心して始められるよう
7日間の無料入門講座をお届けしています。
▼無料で学べる入門講座はこちら
https://9z8k9.hp.peraichi.com/?wp/low-protein-kidney-disease
あなた自身の安心と、愛犬の笑顔のために、
今すぐチェックしてみてください。