AI技術を利用した、
ペット市場のIT化「ペットテック」
命と関わることで、
多くのことを教えてくれる
ペットとのコミュニケーションが、
自動化で便利、それでいいのでしょうか。
ペットの世話を、しなくていい!
「ペットテック」という
言葉をご存じですか?
様々な分野でIT化が進む中、
ペット市場でも、AI技術を含む
IT技術を活用した商品の
開発が、盛んに行われています。
ペットの見守りカメラや
自動給餌器や自動給水器は、
ご存じかもしれません。
最近では、外出先から
ペットに呼びかけられる機能を
搭載した見守りシステム、
他にも、
ペットの気持ちを読み取るものや、
しつけをしてくれるもの、
自動でそうじをしてくれるトイレ、
遠隔で動かすことのできる
おもちゃ、
散歩中にしたフンを、
自動で片づけてくれるドローン・・
私たちの手を
煩わすことなく、ペットの
お世話ができて、
私たちは、ただ、
気が向いた時だけ、
ペットと遊べばいい・・・
なんて便利なんでしょう。
食事を与えることも、
トイレを掃除することも、
しなくていいし、
しつけもしなくても、
散歩中のフンを片付けなくても、
全部、AIマシンが、
やってくれます!!
トイレ掃除は、命に対する礼儀
「やった~!!」
・・・
と、思わなかった人も、
たくさんいるんじゃ
ないでしょうか。
忙しい時だけ使えばいい?
だけど、人は、便利さに
流されます。
導入するやいなや、
近い将来、それに完全に
頼ることに、なっていくでしょう。
ペットを取り巻く状況は
一変します。
人がしばらくいなくても、
生きていけるようになります。
その代わり、
温かいコミュニケーションは
減り、何のために
愛犬と家族になったのか、
わからなくなります。
トイレのそうじをする、
温かい食事を用意する、
そういう面倒なことも含めて、
生き物を家族として迎え入れ、
命として大切にする意味なのでは
ないでしょうか。
本当の問題は別にある
きっと、このブログを
読んでくださっている
みなさんは、
ペットのために早めに
帰宅しようとすること、
病気になったら、スケジュールを
調整して病院に行くこと、
食事を食べる様子を観察すること、
便の状態を観察すること、
一緒に遊んであげたり、
一緒にトレーニングに
励むこと、
それらの価値を、よく
わかっている方ばかりだと
思います。
犬のしつけの失敗や
問題行動は、実は、
その言葉通りの
「しつけの失敗」
「問題行動」
ではなく、
そのほとんどが、
脳の異常だということが、
わかってきています。
そして、その脳の異常には、
栄養の問題が、大きく
関わっています。
それなのに、
自動しつけマシンで、
問題が解決するとは、
それがどんなに優秀がAIだったと
しても、思えないんです。
ここまで、「ペットテック」と
命とのコミュニケーションについて、
私の懸念をお話ししてきました。
さらに言うと、
ペットを取り巻く環境は、
のちに、人間の子供に
置き換えられる可能性も、
出てくるのではないかと、
危惧しています。