犬の手作り食に鹿肉や馬肉を使う場合の効果と正しい使い方

ペット動物

リアルドッグ栄養セラピーの講座内には、
『薬膳&食材辞典』というものがあり、
講座生から大好評をいただいています^^

また『五臓診断』と『気血津液診断』という
中医学に基づいた診断ツールもあり、
飼い主さんご自身でわが子の診断が
できるようになっています。

その診断結果に合わせて
『薬膳&食材辞典』から、
その時々のその子に合う食材を
検索できるようにしているんです。

今回、その『薬膳&食材辞典』の中から、
鹿肉と馬肉 について、こちらでシェアしたいと思います。

「〇〇がいい」に潜む落とし穴

なぜ鹿肉と馬肉の情報をシェアするかというと・・・

この2つの食材はネット情報で
「いいよ」と言われており、
中には、鹿肉ばかり、または馬肉ばかりを
毎日のように愛犬に与えている方もいらっしゃいます。

しかし、そのような 偏った食事 が、
せっかく手作り食をしていても
体調が整わない原因になっている可能性もあるのです。

例えば、ある方は馬肉を毎日食べさせていました。
「いい」と無料のネット記事に書いてあったからです。

それなのに体調は整わず、
舌がいつも真っ赤なことが気になっていました。

馬肉は体を冷やして炎症を取ってくれるはずなのに、
なぜ舌が真っ赤なのでしょうか?

これは、季節やその子の体質を正確に診断しないと、
間違った食事を「与え続けて」しまうことになる
からです。

おかしいと気づいた時点で
修正できれば問題ありませんが、
「〇〇がいい」という情報を妄信してしまうと、
修正ができなくなってしまいます。

だからこそ、バランスを考えていれば
間違いを恐れる必要はありませんが、
「続けてしまう」ことが大きな問題なのです。

そうならないように、まずは鹿肉と馬肉の
基本的な適用や注意点を把握しておいてくださいね。

鹿肉の薬膳的特徴や働き

《特徴》
・温める〜温めも冷やしもしない
・腎・脾(胃)

《働き》
・体を温めて力をつける(寒気、四肢の冷え、精神的な疲れ)
・筋肉と骨を強くする(足腰の弱りや痛み、力が出ない、子犬子猫の発育の遅れ)
・栄養を補う(女の子の生殖器系のトラブル)

《注意》
・冬に使用するのがよい。食べ過ぎはよくない。

《栄養》
・秋、冬の鹿は栄養が充実しているので、その期間に使う。
・牛肉の1/5程度の脂質含有量。バランスよく使うこと。

《調理方法》
加熱。生食の場合は1週間程度冷凍後。

馬肉の薬膳的特徴や働き

《特徴》
・冷やす
・肝

《働き》
・筋肉や骨を強くする(足腰が弱くて痛い、力が入らない、痛み)
・熱を取る(関節や筋肉の腫れ、熱感)

《調理方法》
・加熱(生食の場合は1週間程度冷凍後)

鹿肉や馬肉を使わない手作り食

こうしてみると、鹿肉と馬肉では、
同じ症状に使う場合でも、
使う場面が違うことがわかりますね^^

ちなみに、リアルドッグ栄養セラピーでは
「誰でもできるカンタン食材&カンタンレシピ」
をコンセプトにしています。

そのため基本のトリプルメニューには
鹿肉や馬肉は含まれていません。

つまり、鹿肉や馬肉を使わなくても、
栄養バランスの整った手作り食を
作ることができるんです。

現在すでに鹿肉や馬肉を使用している方は、
そのまま使用することも可能ですが、
使い方は変わってきます。

愛犬さんの体にピッタリ合う手作り食、
あなたも始めてみませんか?

リアルドッグ栄養セラピー「スタートアップセミナー」
https://www.realdog-eiyou.com/