犬は低脂肪の食事がいい?脂質が多いと下痢をする?〜腸内フローラとの関係性

下痢・血便・軟便

「うちの犬は脂肪で下痢をする…」
そうして低脂肪・低脂質に偏ると脳や腸、全身に悪影響が。
腸内フローラと犬の体のしくみの関係を知り、
栄養バランスの整った正しい手作り食で愛犬の健康を守る方法を解説します。

犬の食事は「低脂肪・低脂質がいい」という情報の危険性

「うちの犬は、脂肪のあるお肉を食べると下痢をします。
少しでもオイルを入れると下痢をします。
だから、極力脂肪分やオイル分を入れないようにしています。」

「低脂肪の食事が良いってネットに書いてあるから、
脂質の少ない食材だけ使ってます。」

それ、本当に危険です
脳は6割が脂質でできています。

脳は「材料」も「エネルギー源」も脂質です。
脂質が足りないと、脳を傷害していきます。

てんかんやその他の神経症状、
行動異常、性格異常、ストレス耐性の弱さ、
そこからの 様々な病気・・・
皮膚病、下痢、 嘔吐、膵炎、椎間板ヘルニアなど、
炎症と血流の問題から来る様々な病気を引き起こします。


また、脂質を減らせば、相対的に
炭水化物やタンパク質から
カロリーを摂ることになります。

必要以上に高タンパクな食事は、
肝臓に負担をかけます。

高炭水化物食は、肝臓だけでなく
全身を蝕みます。

脂質で下痢をするのは「犬の体」ではなく「腸内フローラ」の問題

「だけど、うちの犬は脂質で下痢をするから、
脂質を増やすことはできないですよね。」

「脂質が体に合わないんです。
どうすればいいでしょうか?」

脂質が合っていないのは、 犬の体そのものではなく、
犬の 『腸内フローラ(腸内細菌叢
)』 なのです。

腸内フローラは、食事の消化・吸収を助けています。
脂質の消化を助ける腸内細菌も存在します。

最近、腸内フローラ検査が流行っていますが、
腸内フローラの検査結果を基準に
食事を変えるべきではありません。

腸内フローラは、その時に食べている食事に合わせて育ちます。
腸内フローラはいつでも最適化されています。

「腸内フローラが悪いから、食事が良くない、
お腹の調子がよくない」のではありません。


食事が悪いから、腸内フローラがそうなっているし、
お腹の調子が悪い
んです。

腸内フローラよりも先に整えるべき、大切なこと

「腸内フローラが悪いから、食事が悪い」
「食事が悪いから、腸内フローラが悪い」

同じようなことを言っているのは、わかっています(^^;;
ただ、意識を変えてほしいんです。

腸内フローラに合わせて、
食事をいろいろ変えたり、
サプリメントばかりに頼るのではなく・・・

まず、「犬の体のしくみ」と
「食事の栄養バランス」を見て、
整えていくことが大切です。

「犬の体のしくみ」を見つめて
もし「食事の栄養バランス」
が整っていない場合は、
愛犬の体に合う「正しい食事」に変えて、
腸内フローラを育てていく・・・
というのが本当の順番です。

ーーーーーーーーーー

愛犬の体に合う「正しい食事」について
もっと知ってみたいと思われたら・・・

まずは無料で、正しい手作り食の始め方を学べる
「犬と猫の実践栄養学入門講座」無料7日間プログラムに
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
https://9z8k9.hp.peraichi.com/